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NEDC対WLTP:古いEV航続距離評価を正しく読む
古いEVの掲載や、いまだNEDCを表示する市場の車を見ているなら、その航続距離は実態より良く見えている可能性が高いです。正しい読み方を解説します。
NEDCの由来
NEDC(新欧州ドライビングサイクル)は1970年代に遡ります。短く滑らかで低速のラボ手順を用い、今日の実際の走り方とはほとんど似ていません。だからこそ数値が高く出るのです。
なぜWLTPが取って代わったのか
欧州がNEDCをWLTPに置き換えたのは、新しいサイクルがより長く・速く・動的で、実条件に近いからです。WLTPも依然として温暖で楽観的ですが、現実への意味ある一歩です。
NEDCをWLTPに換算する
一般的な近似はWLTP = NEDC × 0.85で、500 kmのNEDCは約425 kmのWLTPになります。逆方向はNEDC = WLTP ÷ 0.85です。0.85は定数ではなく粗い目安として扱ってください。NEDCとWLTPの実際の差は車種によって大きく異なり(研究ではおよそ0.75〜0.90)、±10〜15%の幅を見込む必要があります。
実用的な結論
NEDCの数値は期待値ではなく最良ケースの上限とみなしましょう。可能ならWLTP、さらにEPA相当値へ換算し、実走行の最も堅実な感覚を得てから新しい掲載と比較してください。